おしゃれ・コンプレックス

アラサーが育児とおしゃれの両立を目指す日々の記録です。

おしゃれな服ではなく、おしゃれなコーディネートがあるだけ

私は妊娠・出産・授乳期を終えて、そろそろ好きな服を何でも着られる!と思ったとき、クローゼットの中に現役で着られるアイテムが無く、あるのは何だか垢抜けないものばかりだった…という経験があります。そこで、不要な服を本当に一気に断捨離したのですが、わずかに残った服を並べ、それを見渡してみて気付いたのは「ユニクロばっかりだ!」ということでした。

結局残るのは、シンプル&ベーシック

断捨離にあたり、残すもの&手放すものの判断基準を設けたのですが、それは以下の通り記事にしています。

wapico-fashion.hatenablog.com

考えてみたら最近のユニクロは、価格に対して品質がすごく高い。ものによりますが、言われなかったらユニクロと分からないほど、"高見え"な商品がいっぱいあります。また、基本的にデザインが超ベーシックなので、流行り・廃りが現れにくい。(微妙にシルエットなど変化はありますが。)だから、何年も前に買ったものでも「これは年齢的に着れない…」とならず、断捨離後も手元に残ったんだろうなと思います。

それまで、ユニクロはデザインが無難すぎるので、もう少しひねりのある服を選ぼうと思っている節がありましたが、結局 長く使えるのはシンプル・ベーシックなのだなと実感しました。

もう、ベース服はユニクロで揃えよう

そして、なんと言ってもユニクロはリーズナブル。今はGUなど更にプチプラな選択肢もあるので、相対的にユニクロの価格帯が上がっているとも言えますが…。でも、高級なセレクトショップに並んでいても、納得してしまうような質感のニットが2,990円。運良く期間限定価格になれば1,990円など、やはりめちゃくちゃコスパがいい。

一気に断捨離しすぎて、基本的なワードローブが絶対的に不足していた私。コーディネートに不可欠なベースになるアイテムは、ひとまずユニクロに頼ろうと決意したのでした。

おしゃれな人は、こういうことを考えてるんだ!

私は、初代ゆとり世代なので、新しいことを覚える時、まず自分でやってみる…ではなく、先人の知恵を借りたい派です。マニュアル人間。

というわけで、ユニクロの服を使ったスタイリング本を探していて、ファッションエディター伊藤真知さんの本にたどり着きました。これは本当に読んで良かったと言える本です。

改めて紹介するまでもないほど活躍されている伊藤真知さん。この本にも書かれている「ユニクロ5割」のルールは有名です。ベースアイテムはユニクロで揃えよう、という思いつきが少し肯定されたようで、まず嬉しかった。

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「ユニクロ5割」は、コーディネートのうち5割をユニクロ、残りの5割は特定のブランドに偏らないで、コーディネートするルール。シンプルで落ち着くユニクロと、気分が上がる他のアイテムを組み合わせることで、うまくバランスをとることができる。


他にも、タイトルになっている

「ユニクロは3枚重ねるとおしゃれ」をはじめ、
「リッチに見える配色は、ほぼワントーンor真逆の2色」
「どこかを辛口にすれば、スタイルアップして高見え」

などなど、大人が服のコーディネートを組み立てるときの考え方が、数多く示されていて、ものすごく参考になります。

それらを夢中で読み進めていくうちに、ふと、ある考えが頭に浮かびました。世の中には、おしゃれな服があるのではなく、おしゃれなコーディネートがあるだけなんじゃないか。だから、自分では無難で地味と思っていたユニクロも、組み合わせ次第で、こんなに素敵になる。逆に、すごく凝ったデザインの服があっても、他のアイテムとの合わせ方で、良さが生きないこともある。

そして、おしゃれな人は、おしゃれに見える理屈を使ってコーディネートを組み立てているんだ。なんとなく、じゃなくて、すっごく考えてるんだ!私は全然 考えてなかった…。もちろん、伊藤真知さんはプロなので、理屈を言語化するのに長けているのであり、一般のおしゃれさんは、もっと感覚的にやっているのかもしれないけれど。

 

おしゃれは、理屈とトレーニング

こんなことは常識でしょうか。でも、私にとってはスゴく大きな気付きでした。そして、おしゃれを目指すには、理屈を知ったうえで実践あるのみ。まずは、身近で手頃なユニクロの力を借りて、楽しくトライしていこうと思ったのでした。