今っぽい白Tシャツレイヤード、着こなしテクニック
いたって普通の服なのに、あの人は何だか素敵に見える。そんなおしゃれさん達は、実はちょっとしたひと手間加えて服を着こなしていると思います。そんなワザの1つとして、最近よく目にするのが「トップスの下に白いTシャツを重ね着する」いわゆるレイヤード。
レイヤードの工夫とバリエーション
何の変哲もないパーカー・クルーネックのスウェットなどの、衿元・そで口・裾の部分から、白いTシャツがチラっと見えるあの着こなし。その、ほんの少しの白のおかげでぬけ感が出て、コーディネート全体にメリハリが生まれます。
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パーカーの下に白いTシャツを重ね着。もし、このコーデに白Tがなかったら、ベージュと黒の、ごくベーシックな配色で、少し単調になりそうです。また、腕をまくることで手首が見えてバランスよく見えます。
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スウェットの下に白いTシャツを重ね着。スウェット裾のサイドに入っているスリットからも白Tが見えるのが、さりげないポイントになっています。
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白いTシャツではなく、襟のあるシャツを重ねていますね!パーカーのカジュアルさと、シャツのきちんと感のミックスでおしゃれ見え。
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これは、Tシャツというより、モックネックのプルオーバーですね。襟に高さがあるので、首元が詰まったトップスの下に重ねても、ちゃんと白が見えそうです。トップスもボトムも黒ですが、白Tが覗くことで暗くならず、メリハリがあります。
出典:.st/LEPSIM
トップスがVネックなので、白Tシャツが覗く面積が広く、顔周りが明るく見えます。それから、Tシャツ丈が長めでラウンドヘム(丸くなっている裾)なのもポイント。おしりが隠れて、体型カバーの効果も◎
きれいに重なる、サイズとシルエット
実際に白Tレイヤードに挑戦してみて気付くのは、白Tと上に着るトップスのサイズ&シルエットがとても重要だということです。単体で着る想定で、いつものサイズ感で買ったアイテムを組み合わせると…
・首元や裾から白Tが見えず、隠れてしまう
・トップスの裾がタイトで、白Tがペラペラと波打ってしまう
など、きれいにレイヤードできないことも多いです。そこで、私は以下の2点に気をつけてアイテムを選ぶことにしています。
重ねるアイテムのサイズ・シルエットに差をつける
中に着る白Tは、ある程度首がつまったデザイン、そして丈が長めのものを選びます。一方、その上に重ねるトップスは首周りにゆとりがあり、丈が白Tよりは短いものにします。こうすると、アイテム同士のサイズ・シルエットに差がつくので、きれいにレイヤードできると思います。ちなみに、袖はたくし上げればOKなので、あまり気にしなくても大丈夫です。
白Tの代わりに、襟のあるシャツや、モックネックなどを合わせる
コーディネートの参考写真にもあった通り、首に沿うかたちで襟があるシャツやモックネックなら、トップスの首が詰まりぎみでも、しっかり白を見せることができます。(あくまでモックネックくらいが丁度いいと思います。ハイネックまでいくと、恐らくバランスが変わってしまいます。)
こうしてみると、簡単なようでいて少し手間のかかるスタイリング…。でもそのおかげで、シンプル&ベーシックな服装が、格段に今っぽく仕上がりますね!